独立する前に、完全に腹落ちするまで知っておくことがあります。
それは、
起業すると安定収入はない❗
ということです。
毎月、決まった金額が振り込まれることはありません。
上手くいってすごく利益が出た月もあれば、SNSで炎上して全く仕事がなくなることもあります。
会社員のデメリット
会社員で大きな成果を上げ、数千万、数億円の利益をもたらしても、給料が爆上がりすることはありません。ボーナスはともかく、固定給は「よく頑張った」と言われて数パーセント給料アップするだけでしょう。
逆にあまり成果を出していなくても、ほぼ給料ダウンすることもなく会社に居続ける人を見て、「不公平だ!」と思うこともあるかもしれません。
会社員でも独立でも課題や不満は出てくる
「マニュアルがない」
「給料が安い」
「スキルアップにならない仕事を回された」
「対応がめんどくさい」
「期限が厳しい」
「よくわからないけどやらないといけない」
会社員をしているといろんな不満が出てくると思います。
しかし、常に仕事があり、毎月お給料はいただけます。
独立した場合も、会社員時代にはなかった新たな不満や不安はあります。
自分のミスだけでなく、コロナなど社会情勢で予期せず仕事がなくなる可能性もあります。
毎月の収入がなくなれば、社員に給料を払えなくなる、家賃を払えなくなる、食べ物を買うお金もなくなるという状況になるかもしれません。
倒産になれば、精神的・肉体的に想像を絶するダメージを受けます。
知人で倒産を苦に自ら命を絶たれた方もいらっしゃいました。
安定を取るかハイリスクハイリターンを取るか
結局のところ、「安定を取るか、捨てるか」なのだと思います。
起業は、プロスポーツ選手に近いイメージです。
輝かしい成果があれば、多くの賞賛と収入を得られる可能性がありますが、成功している人は一握りで、弱肉強食の世界です。
知識や経験が少ない独立直後は、ほとんどの人が弱者です。
私も「こんな仕事ができます」とSNSで情報発信していますが、これは裏を返すと「ここに『カモ』がいます」と発信しているようなものです。
それでも仕事をもらうために情報を発信しつつ、様々なリスクを回避して地道に実績を積み上げていかなければなりません。
日本で起業する価値
起業は大変ですが、得られるものは多いと思いました。
会社員時代には、絶対に興味を持たなかったことに興味を持ったり、絶対に接点がないだろうと思っていた人と知り合えたり、何よりも自己成長という意味では代えがたい価値があると感じています。
時代と共に国 ⇒ 会社・組織 ⇒ 個人と、小さい単位の影響力が大きくなっています。日本の大企業に元気がないのであれば、これからは中小企業や個人が頑張って元気にしていければと思います。
最後に起業リスクを減らす方法
一番は、会社員をしながら副業です。
安定収入があることは、精神的に非常に楽です。
独立した場合、何か予期せぬことがあったとしてもしばらく大丈夫なように余剰資金を用意しておく、撤退条件を決めておくなどがありますが、どちらも言うが安いしで、実際にやるのは難しく、最初のお試しは副業が一番良いと思われます。
