習慣化することが一番の近道!習慣化のコツまとめ

ノウハウ

結果を出すための近道:習慣化

結果を出すための一番の近道は、習慣化することだと考えています。
習慣化の重要性や効果は多くの本や記事でも語られていますが、ここでは続けるコツを実体験を交えて解説します。

習慣化を成功させるコツ

習慣化を成功させるためのコツは大きく3つあります。

  1. ハードルを下げる(思いっきりハードルを下げる、習慣化自体を目標とするなど)
  2. 仲間を作る(一緒にやる人を見つける、ライザップのようにトレーナーをつけるなど)
  3. 具体化させる(具体的な目標数値を決める、同じ時間帯にやる、記録をつけるなど)

1. ハードルを下げる

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1-1. 思いっきりハードルを下げる

SE(システムエンジニア)の方は、会社から資格取得を推奨されていることが多いため、資格取得の勉強をされている方も多いと思います。

私は若いころ、資格取得に対するモチベーションが全くありませんでした。

「資格を持ってる = 仕事ができる」とは思えない!

そのため、勉強は続きませんでした。

1ヵ月が経った頃、
「さすがにヤバい」
と思い、再度始めることにしました。

ただ、その時は思いっきりハードルを下げました。

毎日1ページだけやろう!

毎日1ページだけでは試験に間に合わないと分かっていながら、
「まあ、間に合わなくてもいい」という気持ちで始めました。

不思議なもので、少し始めると続けられるようになり、
結果として多くの日で数ページを勉強できました。

そうして臨んだ試験ですが、

見事、合格!

とはならず、5点足らずで不合格でした。

ただ、これは絶対無理だなと思っていたのに期待値以上で満足できた点と、自分なりの習慣化の方法を見つけられた点が大きな収穫でした。

【追記】15分チャレンジ

ドイツ人は早起きで6時に起きるそうです。
その時に紹介されていたのが、「15分チャレンジ」です。

いきなり早起きすると失敗するので、1週で15分ずつ早く起きるようにして徐々に体を慣らしていくそうです。
「おお、やり方は一緒だ!」と思いました。
ちなみに私は2週で10分ずつ早く起きるように検証中です!

1-2. 習慣化自体を目標にする

普段であれば、「目的と手段を混同するな」と怒られそうですが、習慣化に関しては、目的にしてもいいくらい効果があるので、

続けられたらOK🎵

にしてしまいます。

例えば、「毎日勉強する!」を例にすると
やる気に満ちた3日間は続いたが、4日目はサボってしまった。

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この場合、
「3日しか続かなかった、ダメだな僕は。。。」
ではなく、淡々と
「いまの実力値は、3日間の継続」
を認識すればよいです。

つまり、続けられなかったではなく、
スタートラインはここだ
と考える。

スタートラインが設定できたのなら、
次の目標は、「4日間続けよう」に置き換えてしまってOKです。

で、4日間継続を目標として見事達成しました。
でも、目標達成して満足したのか、その後は2日も続きませんでした、
という場合、

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次の目標は、
「3日OK、1日休みを3セットやる」
にします。

4日連続できたけど、その後は1日しか続かなかった
ではなく、
いまはこの地点、次の目標はあの地点と
目標を再設定すればいいです。

要は、いかに辞めないかです。

できなくても辞めずに自分の都合よく解釈して、
目標を再設定して、再度取り組めばいいです。
そうやって、習慣化自体を目標にしてしまっていいのです。

とりあえず、続けていれば徐々に体が慣れていって続けやすくなります。
一気に変わろうとすると、元に戻る作用が働くので、
無理せずに、とにかく続けることを目標にしたほうが
結果につながるというのが私の実感です。

2. 仲間を作る

一般的なメリットは下記があります。

  • モチベーションの維持: 仲間がいることで、お互いに励まし合いながら続ける意欲が湧く。
  • 共有とフィードバック: 仲間同士で情報や技術を共有し合い、進捗や課題についてフィードバックを受けられる。
  • 楽しさの増加: 一緒に取り組むことで、活動が楽しく感じられ、続けやすくなる。
  • 目標の共有: 目標を共有することで、一人では達成しづらい目標も達成しやすくなる。
  • 習慣化の強化: 集団で取り組むことで、日常的に習慣化しやすくなる。

仲間ではないですが、これらのメリットを最高に引き出しているのが、ライザップのトレーナーではないかと思っています。

適切な目標を設定してトレーナーと共有し、コミットするための情報を提供してくれて進捗や課題をフィードバックしてくれる。

食べ過ぎて、「自分はやっぱりダイエットは無理だ」となった時も、
「大丈夫です。誰でもそういう時はありますよ!
 また明日からがんばりましょう」
と励ましてくれる。

そうやって継続しやすい状況を作ってくれる人がいるからこそ、
「結果にコミット」できるのだと思います。

実は私は起業後にライザップのトレーナーのように、
システム開発プロジェクトのPLに伴奏しながら、進捗や課題の管理をしてプロジェクトを成功させるお手伝いしたいと考えています。

詳細は、「お問合せフォーム」よりお問合せいただければと思います。

3. 具体化させる

3-1. 具体的な目標設定をする

いつまでに何をするかを明確にし、大きな目標を小さなステップに分けて、一歩一歩進めます。
ムダ会議改善④でも書きましたが、何かを実行するときは
「誰が(Who)、いつまでに(When)、何をするか(What)」
を明確に決めることがとても大事です。

ToDoに関しては、
「誰が(Who)、いつまでに(When)、何をするか(What)」
を明確に書き出して、認識を合わせます。

3-2. 決まった時間にする

毎日同じ時間に特定のタスクを行うことで、習慣として定着しやすくなります。

私は毎日、noteの記事を書いて投稿していますが、子供たちが寝た21時30分から書き始めています。これが気持ちを切り替えるタイミングになっているため、うまく機能しているようです。
本当は、朝早く起きて書くというのが理想だと思いますが、ちょっとハードルが高いので、まずは習慣化させることを優先しています。

3-3. 進捗を記録する

一般的には日記やアプリを使って進捗を記録し、自分の成果を可視化します。
私がいま習慣化しようとしている「noteの記事を書く」の場合は、記事を書くと自動的にいつ書いたか、どれくらい見られて、スキがもらえたかなど、成果が勝手に可視化されるので非常にありがたいです。

一般的な記録方法は、他でもいろいろと載っていると思うので、ここではシステム開発で少し長いスパンで習慣化させる方法をご紹介します。

KPT Keep、Problem、Tryの実践して確かな効果を実感したフレームワーク

このフレームワークは特別です。プロジェクト終了時や四半期に一回、実際にこのKPTを使って振り返りを行い、続けた結果、回を重ねるごとに次のプロジェクトで着実に効果を発揮しました。

KPTは、Keep(継続)、Problem(改善)、Try(挑戦)の頭文字で、プロジェクトを振り返ってみて、よかったことや継続したいことを箇条書きにしてKeep(継続)の欄に書き出します。
次に改善したいことをProblem(改善)に書き出し、最後に改善したいことを踏まえて挑戦したいことをTry(挑戦)に書き出します。

一回で終わるとあまり効果はありませんが、これをプロジェクト終了ごとに繰り返し実施すると改善したいことが解消され、よかったことが増えていき、着実な成長も実感できて非常に良かったです。

では、私が実際に使ったKPTを例にご説明します。
1枚の紙、もしくは1ページのPowerPointで、左側半分にKeep(継続)Problem(改善)、右側半分にTry(挑戦)を箇条書きします。

Keep(継続)の欄によかったことや継続したいことを書き、改善したいことをProblem(改善)に書き、最後に改善したいことを踏まえて挑戦したいことをTry(挑戦)に書き出します。

この例では、それぞれの会社組織で、四半期ごとに振り返りを行って発表し、共有してお互い指摘をしていました。

次の四半期では前回の
「Keep」がきちんと継続できていたか?
「Problem」がきちんと改善されたか?
「Try」がきちんと挑戦できたか?

を振り返って、書き足したり、修正します。

Problemが2回続き、解消されない場合はいまのやり方では改善が難しいとし、別の改善案を検討します。

繰り返していくと、Keep(継続すること)が増えてくるので、
左側をKeep、右側をProblemとTryに変えても構いません。

上記の例は、まだKPTをやり始めた年で、Tryの書き方がよくありません。
「できるだけ精度向上させる」という文章がありますが、これではあいまいで具体性に欠けるため、Tryに書く内容はできるだけ数値を入れたほうがよいです。

また、KPTをアレンジして1年間の振り返りも行っています。

左側に1年間で「やったこと」、右上にやってみて「わかったこと」を5段階評価し、右下に「来年度やること」を記載しています。

こうすることにより、

  • いま何ができて、残課題は何か?
  • 1年で何ができるようになったか?
  • コスパがよい取り組みはどれだったか?
  • 来年取り組む内容は何か?

などが明確になり、成長も実感できて継続的成長がしやすくなります。

頭の中で、なんとなく上手くいったこと、上手くいかなかったことはわかっていると思います。
ただ、それを書き出してみる、発表して説明して指摘してもらうことで、より深く振り返りができ、次に生かせます。

そのため、改善と挑戦のサイクルを加速し、継続的成長を促進させるKPTはおすすめです!

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